埼玉県 YOKO 30歳 銀行員
30歳の銀行員と聞くとバリバリ仕事をしているキャリアウーマンみたいな感じですが、早く寿退社をしたくてたまらないのが私のホンネなんです。そこで、ネット婚活のブライダルネットに登録をしました。
まずはプロフィール検索で「いいなぁ」と思う人がいたら顔写真と日記をチェックです。
プロフィールだけではわからない一面を知ることができますからね。そして、“ひとがら検索”でライフスタイルや価値観が自分と同じ男性を絞り込むんです。
あとは、気に入った男性に「いいね!」や「あしあと」を付けてしっかりアプローチします。
そうしているとほぼ毎日、それに気づいた男性から「ごあいさつメール」をいただけました。
そこから、自分に合う人を選択していく事ができるんですよ。
ブライダルネットすごいなぁと感心しながら、相手のプロフィールと顔をじっくり選びます。
その中で一番気になったのは、28歳の年下男性でした。
「マサシといいます。僕もYOKOさんと同じく映画好きなんですよ。仲良くなりたいなと思います。よろしくお願いします」
というごあいさつメールをいただきました。
マサシさんは、会社が近い、映画の趣味も合いそう、そして何より顔が好み。
ブライダルネットでは、最初に「ちょい話そう」というお試し期間が一週間。もっとお互いがメッセージ交換を続けたければ「もっと話したい」と、出会いのステップがあります。そして、最終的に「もっと話したい」まで残ったマサシさんとLINEを交換しました。
マサシさんはいい男なのに、仕事が忙しく出会いも少ないらしいんです。
出会いを求めブライダルネットに登録したマサシさんは、私のことを「この人だ!」と思ってくれたようです。私の「あしあと作戦」成功ですね。
マサシさんは2歳下、私は年下男性とお付き合いをするのは初めてでした。
「会社が近いので、デートしやすいかなと思っちゃったんだよね」
マサシさんは正直だなぁと思ったのが、いきなり大胆発言でした。
その強引さも少し嬉しかったのは確かだけど、すぐにこう言っちゃう甘えの様な態度が年下を感じさせました。
毎日のLINEも2ヶ月くらい続け、そろそろ会ってもいいかなと思うようになりました。
そのきっかけとなったのが、2人で観たいねと言っていた映画が上映されることになったからです。
それも、会社から徒歩で行ける映画館で、です。
「そろそろ上映だね。僕と観に行きませんか?」
初デートのお誘いです。
「来週の土曜日の午後はいかがですか?」
昼間の映画のデートは、初対面に最適ですね。
「ええ、いいですよ。駅前の喫茶店で待ち合わせをしましょう。」
こうして初デートが決まりました。
プロフィール写真で顔は知っていますから、マサシさんとすぐに会うことができました。
「緊張しちゃうなぁ、毎日LINE交換はしてても、直接お話するのは初めてですもんね。」
LINEで話すことはできますが、ずっと文字だけの交換でしたからね。
「よろしくお願いします。」
2人で映画を見て、食事をして、ぶらぶらと歩いていました。
「次にどこに行こうか?」
マサシさんとのデートはとても楽しかったです。ただ、時間はすでに午後6時。
昼過ぎからの初対面にしては、この先のデートはまだ早いでしょ…
「今日は帰ります。今日はありがとうございました。」
と言って、駅に向かって歩き出しました。
家に着いてから、お礼のLINEを送るとマサシさんからこんな返事が。
「僕、YOKOさんに悪いことを言ったかな?何か変なこと言ってたらごめんね」
やっぱりわかっていなかったなぁ。そんなつもりじゃないのに…
「傷つけたのならごめんなさい。とても楽しかったし、マサシさんはとても良い人だと思ったわ。ただ、今日は初対面だったでしょ。あまり遅くならないうちに、帰ってきたの」
ここまで書かなくてはダメ?と思ったけれど、返事はなんて来るかな?
「そっかぁ、ゴメンナサイ。僕何もわからなくて。これからも、何かあったらはっきり言ってくださいね。良かったぁ、怒らせたかと思った」
素直な人だなぁって思いました。
「これから気をつけまーす」
ですって。年下だから、こうした言葉が出るのかな?と思いました。
2回目のデートは、一ヶ月後でした。
お互い仕事が忙しかったので、日程が合わなかったのが大きな理由です。
夜に軽く飲みに行こうって誘われたら全然行くのに、デートプランをマサシさんに任せたところ、いじらしいと言うか、2回目のデートも映画、食事と散歩の内容で考えていたようです。
「今度の映画はコメディで、食事は和食、こないだはイタリアンだったからね。」
マサシさんの精一杯の気遣いが、とても真面目な男性なんだと伝わってきました。
2回目のデートでの変化といえば、映画のチケットを用意していて、食事の代金も支払おうとしたことです。
映画はおごってもらい、食事は割り勘にしました。
「食事は次のデートでおごってね」
「了解です!」
とニッコリ。年下の旦那様というのも悪くないかもね。
次のデートでは、どんなプランを立ててくれるかとても楽しみです。