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婚活おばちゃんさいとうです
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Omiai体験談-この人を守りたい!大切にしなきゃ!

東京 トオル 27歳 会社員

婚活パーティーにも出掛けたし、結婚相談所にも行ってみたけど、どれも収穫なし。
年収は歳相応だと思うし、顔もそんなにブ男じゃないと思うけど。イマイチ好きな子が現れない。それでも僕は彼女がほしいし、結婚もしたいから最後の頼み恋活アプリに登録!

Omiai

「いいね!」の交換ができればマッチング成立というFacebook利用の恋活アプリで、最近人気らしい。Facebookだから、20代が多いのも恋活しやすい。
他の婚活サイトと比較して料金も高めだけど、写真掲載率も高くキレイな子が多いとの評判。

「いいね!」をくれた相手に、限定プロフィール公開などができて自分をPRするのも良いし、相手のことも良くわかる!気に入った相手に「いいね!」をあげればいいんだけど、さすがは膨大な会員数で絞り込みが大変!という贅沢な悩み。

「いいね!」したても上手くいくとは限らないけれど、とにかく好みの女の子を探す毎日。

この手の恋活アプリでは攻略法があるみたいで、最終ログイン日を確認すると良いらしい。
ログイン1週間以内の女の子は、まだ相手がいないから狙い目なんだ。
プロフィールと写真、ログイン日を確認して、10人に「いいね!」を送った。

そして、僕が「いいね!」をもらったのは4人。
その後、やりとりがきちんとできたのは、25歳のキキさん。
あとの3人は「いいね!」のお礼を出したあと、メールが続かなくてキキさんだけが返事をくれた。

『恋活アプリではLINE IDを最初にゲットして、デートにこぎつけば本物。でもたいてい最初は教えてくれない』

という記事をどこかで見たのを覚えていた。

LINE IDを聞ければラッキーと思い、すぐに聞いたら軽い返事で教えてくれた。
こんなに簡単じゃん、じゃデートもいけるんじゃない?と乗ってきた。

調子に乗って、デートも誘ってみたら、
「いいよ、いつにする?」
との返事。もぉ、キターッだよね。

なんと2週間で初デートまでいき、僕の人生はバラ色。
恋活アプリバンザイと叫びたい気持ちでした。

とにかく、次の日曜日に映画を観る約束をした。
写真のイメージ以上の彼女が現れて、映画も楽しかったし、レストランに行って、少しだけお酒も飲んで…次のデートの約束までしちゃったし。

i-phone6

その日から、今まで以上のLINEと電話量に、束縛されていると感じてきた。
電話も長くなることが多くて、キキさんのLINEを見て「また来てる」と思って居留守を使う。
あー、少し違うかなと思い始めてから、キキさんのLINEや電話を無視するようになった。

そんな無視状態が続いて、約束のデートの前日に
「もう会うのをやめましょう。」とキキさんからのLINE。
「ごめんなさい、ありがとう」と返信するしかなかった。

でも正直ほっとしたし、LINEや電話が怖いと感じる恋愛はしたくない。
さぁ、これからが本格的な恋活アプリをスタートと思ったけれど、ちょっと待った。

キキさんと出会って、プロフィールだけでは本当に相手のことはわからないということを学習したね。それに、他にどんな女性たちが恋活をしているのかが興味があった。

キキさんのプロフィールは、映画が好きで、動物なら犬派。休日は遊びに行きたいアウトドア派。
そして、写真もそんなに盛っていない普通の女性の印象。

ところが、恋愛の仕方は相手のことを考えない束縛女子。
メールやLINEでは、とても知ることができない事実ばかりで実際に会ってみないとわからないと言うのが、恋活アプリの女性たちだと思った。

こんな気持ちで、何人かの女性に「いいね!」を送って、反応があった子にどんどんアタックしていった。すぐにLINEのIDを教えてくれる子、なかなか教えてくれない子、実際に会えた子、会えない子などとにかくいろいろ。恋活と言うよりは「女とは何か?」を探求しているような気になっていった。

何人に声をかけたかわからないほどで、デートの日取りもメチャクチャ。今会っている子たちとは付き合う事はできないと思っているから、不純な恋活だね。そこで「やっぱり」と思ったのは、メールやFacebook、LINEだけでは相手のことは絶対にわからない。

実際に会って、少し付き合わなければ相手がわからない。
メチャクチャな恋活を続けて、そのことを学習した。

そんな期間がしばらく続いて、「いいね!」で会う子すべてが本気じゃないのかなと疑っていた時、入会間もないスミレちゃんに出会った。

僕がこんな感じで、適当な「いいね!」を送っていたのですが、
「初めて登録をしてよくわからないので、よろしくお願いします。」
という、たどたどしいメールがきた。

演技でもないようで、写真もどちらかというと純朴なイメージ。なんとなくホッとする存在。
スミレちゃんの生活や趣味(意外にも阪神ファン)、仕事の話で盛り上がった。

都内在住 スミレちゃん 22歳 事務員

そこで、スミレちゃんだけには、きちんとしたメール交換をしようと思った。
「まだ早いと思うので、ちょっと待っててね」
LINE IDを聞いても硬いガード。それでもメッセージ交換してくれるけれど、数は少ない。

スミレちゃんとのメッセージ交換はゆったりとしたペースで、LINE IDは2ヶ月後に聞けたけれど、電話で話すことはなかった。

なんとなく悶々とした感じで、会いたい気持ちも抑えつつ、多分誘ったとしても断られるのはわかっているから、スローペースのスミレちゃんとの会話を楽しんでいた。

結局、スミレちゃんに会えたのは、出会ってから3ヶ月経ってからのこと。
「阪神の試合を見に行こう!」と5回誘って、やっとOK。

待ち合わせの場所に現れたスミレちゃんは、写真の印象とは少し違っていて明るい元気な女の子。

阪神タイガース

初デートが阪神の試合というのもどうかな?と思ったけど、スミレちゃんが一生懸命元気に応援する姿はとてもいとおしい感じで保護者になったような気分。
阪神にヒットが出ればハイタッチ、ホームランだとハグという大胆にはしゃぐスミレちゃん。

久しぶりに楽しい気持ちになるデート。
「あーお腹すいちゃった。ねっ、ラーメン食べよっ?」
まるで、長年付き合った恋人同士のように飾り気のない夕食を済まし、その後カフェへ。

この日はこれだけのデート。
もう、なんか一緒いて楽しいし、行動の一つ一つが可愛い。
「今日はありがとう。少しはしゃぎ過ぎでごめんなさい。また、誘ってくださいね」
このLINEを見て、ふっと微笑みが溢れる。

「お付き合いできる人ができたら恋活アプリは退会するんですよね。私、今退会しました…」

これって逆告白?

まだ、僕は正式に付き合うって言ってないけれど。
今日のデートで僕と付き合うことになったと思ったから、きちんと退会しなきゃと思ったらしい。
参ったね、この人を守りたい!大切にしなきゃ!と思ったよ。

相手のことはやっぱりきちんと会わないとわからない。
恋活アプリでは、メールやLINEで相手に探りを入れることから始める。
実際に会うまでにいろんなイメージが膨らむけれど、本当の相手を知ることはできない。
会って、話して、付き合わないと、本当に好きになることはできないなぁと思った。

手をつなぐ

スミレちゃんは会ってみて、幼い感じもあった。
それはLINEをしている時はわからなかったこと。
でも、デートをしてみて真面目で一生懸命な彼女をきっと好きになれる予感がある。

婚活サイトの管理人

婚活おばちゃん
婚活おばちゃん
42歳バツイチ子持ちで婚活サイトを利用し、出会ったおっちゃんと再婚。以後、婚活サイトの研究を続け、婚活の素晴らしさ、幸せな結婚とは何なのかを伝えるための活動を行っている。「婚活のゴールは結婚じゃないのよ」が口癖。