神奈川県 シュン 26歳 会社員
もう26歳にもなって、真剣に付き合う彼女を見つけられなかった。
適当に遊べる女の子じゃなくて、守ってあげたいような可愛い彼女が欲しい。
結婚相談所は高いし、婚活パーティーは緊張するし、でもペアーズなら気軽に始められそう。
気に入った女の子に「いいね!」を送って、「いいね!」が返ってくればマッチング成立。
マッチングしたら個人的に連絡しても良くて、LINE IDを聞いて初デートだね。
同じ趣味の人が集まるコミュニティもあって、そこで気になる子を探すのがいいかも?
ペアーズの内容はざっとこんな感じ。
早速「スイーツ」のコミュニティで女の子の写真をしっかり確認して、アタック開始。
「スイーツ」のコミュニティには可愛い子が多かったので、何人かの女の子に「いいね!」を送って、マッチング待ち。
おっ、すぐにマッチングが成立!
スイーツめぐりをしたいというマロンちゃんとのメッセージのやりとりが始まりました。
すぐにLINEのIDを聞いたけれど、「まだ早いよぉ~」と言われて撃沈でした。
とりあえず、このままメッセージだけの関係でいいかなと思いながら、今度猫カフェに行こうねと誘ってみたりして(返事はなかったけれど…)。
それでも1ヶ月くらい経った時に、
「LINEの方が会話が早いね」とマロンちゃんから教えてくれました。
ラッキー、これは脈ありだね。
ここまで焦らしてやっとLINEのIDも教えてくれたんだから、デートに誘ってもいいかな?と思いながらも、いやいや、きっと1回は断ってくるからと思い積極的な誘いはしなかった。
LINEになってからは、朝のおはよう、夜のおやすみは当たり前の挨拶になってきたし、親しい関係になってきたと思う。
それで、しばらく経ってから、デートにと誘ってみた。
「猫カフェ、一緒に行かない?」
「仕事忙しいんだ、予定が一杯で」
猫カフェはLINEでよく出る話題だから、もういいかなと思ったんだけどとなかなかYESを貰えない。
じゃ、仕事帰りの「飲みに行かない?」もダメ。
お断りがしばらく続いた。こんなに断られるとマロンちゃんとはここまでか?と思った頃、近々オープンするカフェの話になった。
「オープン記念でもらえるカップ、ほしいんだぁ。」と少し興奮気味なマロンちゃん。
「じゃ、一緒に行こうか」と誘ってみた。
「うん、いいよ」
散々誘っても乗ってこなかったのに、やっと叶えられた。
ここまで長かったよなァ、と思いなからも初デート。
オープンしたばかりのカフェで並んでパンケーキを食べて、もう一軒カフェに行った。
写真のままのマロンちゃんとの初デートは正味5時間だけど、満足。
「じゃ、今度はいつ会える?」
と聞いたものの、気の良い返事はなく…。
それでもいつものようにLINEはきちんとくれる。
相変わらずLINEで飲みに行こうと言ってもやんわり断られたりしたけれど、しつこくしないで普通に会話をしていると、またお願いが…。
「今度の日曜日休みなんだけど、猫カフェに行きたいなぁ」
マロンちゃんは初デートもそうだったけれど、強引に誘われるのは嫌で自分が甘えたい時に相手にできる男性がいいのかなぁと思った。もちろん、このお願いは即効OKの返事。
一応OKはしたものの、僕の誘いには乗らないし、マロンちゃんの気まぐれで付き合っているなぁと考えちゃう。
ただ、適当に男を手玉に取る感じではない彼女の態度は、遊ばれている気は全くない。
このまま付き合いを続けるか、どうしようかと思いながらも、お願いされると断れないでいた。
2回目のデート。
なんとなくマロンちゃんのペースがわかってきて「デートはここに行きたい」「まだお腹は空いていない」とかハッキリしているんだ。一応いろいろと考えたけれど、マロンちゃんと話していて楽しいし、僕のことも嫌いではないようなので、この形も悪くないと思うことにした。
超わがままも言わないし、それにまだ僕達は恋人同士というのではないんだよね。
きちんと告白をしなくちゃ、LINE友達からの一歩先行かなきゃ。
「マロンちゃん、僕と正式にお付き合いしてください。」
まるでプロポーズのように正式交際を申し込みをしましたよ。
「…うん」
小さく頷いて、マロンちゃんからの正式な返事、もらいました。
正直言って、すぐにLINEのIDは教えてくれないし、初デートも断られた時には、ダメかなと思った。後で、その話をしたら、
「遊びでお付き合いしたい人かなと思って、警戒してた。」
と言われた。
そう言われたら、仕方ない。
「でも、しつこく誘ってこなかったし、優しい人だと思った。」
「だからお付き合いすることにしたんだよ。」
ってね。
とりあえずアタックはするけれど、ダメなときには少し引いてみる態度も必要みたいだね。
その方が真面目な人をアピールできるしね。