和歌山県 千尋 31歳 派遣社員
最近、周りの友達がどんどん結婚して、なんとなく焦りを感じるように。
でも、30歳をすぎたのに彼氏がいない私はいきなり結婚だなんて考えられません。
それで、恋人探し程度のライトな婚活ができる婚活アプリ ペアーズに登録をしました。
細かなプロフィール入力で理想に近い男性と話ができると口コミがあったので、期待していました。あと、女性は無料で始められるのもペアーズを選んだ理由のひとつ。
登録してすぐに20人くらいから「いいね!」をもらって、好みの顔の男性にだけに「いいね!」を返信してマッチング完了。当然、私も写真をしっかり公開していますから、相手も私の顔をチェック済み。
このスピーディさもいいのですが、驚いたのは30代の男性がとても多いこと。と言っても私のプロフィールに反応したのが30代男性だけだったんですけどねw。
そして、4人の男性とメッセージ交換を楽しんでいましたが、36歳の彼が気になり出しました。
IT関係の仕事をしている彼は、いつも言葉使いが丁寧でメッセージ内容も落ち着いてます。
ペアーズではお互いのフェイスブックを公開しあえるので、彼のプライベートもチェック済み。
仕事関係ばかりではなく、趣味のテニス仲間との付き合いも申し分なしの大人の男性。
LINEで直接やり取りするようになって1ヶ月。
「テニス、始めてみませんか?」
「私、運動音痴なんでダメですよー」
「僕が教えますから!」
それがとても自然で、何のためらいもなくデートの約束をしちゃいました。
昼間のテニスならH目的なんて危険なこともないだろうし、直接会いたいと思ったのも正直な気持ちです。心配なのは運動不足の私の体は動くのかだけ…
「今日は来てくれてありがとう。」
「私、テニス初めてなんですが大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ。簡単簡単!」
…簡単じゃなかったです、人生初のテニスは超難しかった…彼は優しく丁寧に教えてくれるのに、なにせラケットがボールに当たらない。
運動神経ゼロの私は足手まといです。彼はつまらないだろうなぁ…
「もうやめにしよう。」
「はい…」
私が運動音痴すぎてテニスは予定より1時間で早めに終了。
その後、二人でご飯を食べに行くことになりました。
「疲れたでしょ?」
「少し。すみません迷惑かけて」
「迷惑だなんて、気にしない気にしない」
「ごめんなさい…」
せっかく私のために準備してくれたのにテニスは全然盛り上がらなかった…
彼の優しい言葉が逆に辛い!
「次のデートは水族館とかどうかな?」
「え!?」
突然2回目のデートのお誘い。
あれ?私嫌われてたんじゃなかったんだ!
テニスを早く終わったのは私に対する彼の配慮だったんです。
それからお互いの距離を少しずつ縮め、4回目のデートで彼は「彼氏」になりました。
「初デートのときテニスコート2時間予約してたのに」
って、からかわれるんで今は苦手なテニスはやめにして彼の応援に徹してます(笑)